タイトル | 第73話 牙の洗礼 | ||||
タグ | *小説 *挿絵 *Need of …… | ||||
コメント | 2本の、固く尖った牙の感触が、ある一点で留まり、 何かを確認するように 同じ場所を何度か甘噛みをし――。 彼が、これから何をしようとしているのか。 考えるまでもなく、明らかだ。 咬まれても構わない、とは言ったけれど。 ……さすがに緊張せずにはいられない。 肌に触れた牙に、それまでとは明らかに違う力が 加わり、皮膚に強い負荷がかけられた時、 咲月は思わず息を詰めた。 甘噛みされるのとは違う、鋭い痛みとともに 皮膚が破られ、牙が肌の下へと埋まっていく。 そうして穿たれた傷口から、鮮血が溢れ出し、 朔海はすかさず傷口に強く吸いつき、啜り上げた。 |
||||
iコード | i75022 | 掲載日 | 2013年 05月 17日 (金) 07時 58分 01秒 | ||
ジャンル | イラスト | 形式 | JPG | 画像サイズ | 1200×1600 |
ファイルサイズ | 1,597,111 byte |
◆この画像のURL | |
◆この画像のトラックバックURL |